2000-09-22 ArtNo.23849
◆Ruias一族、Vadinarオイル・ターミナルへの出資パートナー物色
【ムンバイ】Ruias一族は最近Essar Oil Ltd(EOL)から分離、Essar Shipping Ltd(ESL)と合併発足したVadinar Oil Terminal Ltd(VOTL)に出資する国際石油ターミナル会社を物色している。
エコノミック・タイムズが9月21日報じたところによれば、債権金融機関の勧告の下に組織を再編、金融アレンジも完了したVOTLは目下、438クロー(US$9570万)のコスト超過の克服を図っている。ESLのSanjay Mehta重役(CEO)によれば、同社はターミナル経営の経験がないことから、この方面の経験を有するパートナーに資本参加を求める方針だ。少なからぬ国際ターミナル・オペレーターが関心を表明しているが、出資率等も含め最終決定は下していない。恐らく試運転が開始されるころに決定が下されるものと見られる。VOTLは現在ESLの完全出資子会社だが、異なる経営陣により運営されており、埠頭、一点係留(single buoy mooring)施設、タンク・ファーム、パイプライン等の施設を擁する。
一方、EOLはVadinar製油所の戦略パートナーを募集中で、Oman Oil、Indian Oil Corporation(IOC)、Bharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)等が関心を表明しているが、EOLは出資率やパートナーに関してやはり最終判断を下していない。
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