2000-09-22 ArtNo.23844
◆Videocon/Samcor、TVガラス製造能力を大幅拡張
【ニューデリー】需要拡大と供給逼迫からカラーTV(CTV)ブラウン管用ガラスが世界的に値上がりする中、地元のカラー・ガラス・メーカー、Videocon International Ltd(VIL)及びSamcor Glass Ltd(SGL)は、揃って設備拡張計画を発表した。
エコノミック・タイムズが9月20日報じたところによれば、VILは今週火曜にBharuchにおける第3製造ラインを稼働、SGLはラジャスタン州のAshok Gehlot首席大臣の立ち会いの下、月曜新ラインを稼働させた。SGLには地元のSamtel groupと韓国のSamsung Corningが各45%出資、残りの10%のシェアは金融機関が握っている。これに対して最近ロシアのCTVガラス工場を買収したVILは、NECと手を結んでいる。
インドのTVガラス市場は現在の420クロー(US$9033万)から向こう3年間に3.7倍の1560クロー(US$3.41億)に拡大、その後も譬え最早それほど劇的ではないにしろ、依然として好調な成長が持続するものと予想されている。
エンド・ユザー需要の拡大から来年のCTV販売は30%、カラー・モニター販売は50%の成長が見込め、その後数年間も、高率な成長が維持される見通しだ。世界的にもCTV受像器の大型化からCTVガラス需要は拡大しており、観測筋は供給不足は向こう5年から6年持続すると見ている。
こうした中でVILは2005年までにパネルとファンネルの年産能力を1400万セットに、SGLは当面900万セット、向こう3年間には1100万~1200万セットに拡大する計画と言う。
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