2000-09-22 ArtNo.23841
◆フォード、US$5千万ソフトウェア開発センター計画
【ニューデリー】米国の自動車メーカー、Ford Motor Companyは、インドにおける自動車ポータル買収の可能性を検討するとともに、インドを情報技術(IT)ハブとして利用する計画の一環として、来年初までに総合的なソフトウェア開発センターを設ける方針だ。
エコノミック・タイムズが9月21日伝えたところによれば、フォードのJohn Larson取締役(アジア太平洋/南アフリカ・インフォテック事業担当)はインド自動車製造業者協会(SIAM)主催の年次会議の会場で以上の消息を語った。それによると同社は将来のEビジネス・ソルーションを開発するためインドに来年1月までにソフトウェア開発センターを設ける。当面6~18ヶ月間に300万~500万米ドルを投資する予定で、投資額はその後3000万~5000万米ドルに拡大される。現在様々な地元IT企業と関係交渉を進めているが、まだ最終的決定は下していない。
自動車ポータル・ビジネスは調整期を迎えつつあり、インドの既存ポータルを買収するのは1つのオプションである。フォードの世界戦略においてインドは重要な役割を担うことができ、同社のEビジネス・ソルーションのパイロットを務めることになる。同社はある種の情報技術(IT)ソルーションを世界市場に応用する以前にインドでテストする計画だ。フォードはGeneral Motors/DaimlerChrysler/Renault-Nissanと合弁でB2Bベンチャー“Covisint”を設けたが、同ベンチャーはインドにも応用できる。同社はまたインドにコール・センターを設けることを計画していると言う。
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