【ニューデリー】送電網に沿って光ファイバー通信ケーブル(OFC)を敷設し、電気通信事業進出を目指すPowerGrid Corporation of India Ltd(PGCIL)は、OFC敷設入札をやり直す方針だ。
エコノミック・タイムズが9月16日伝えたところによれば、PGCILのR P Singh会長兼MDは同紙に以上の消息を語った。それによると最初に入札を募集した際には、国内長距離電話市場はまだ開放されていなかったことから、市場が開放されたこの時点で他のプレーヤーにも再度入札の機会を提供するのが、妥当と判断した。既に入札を行ったReliance、BSES、National Grid、Singapore Telecom、Enron、Tatasは、そのオファーを維持できる他、他の企業は既存の入札者と提携したり、全く新たに入札することができる。一部の衛星チャンネル会社は、再入札が募集されれば、応札する意向を表明している。新規入札の期限は間もなく発表される。
PGCILは落札企業と合弁を組むが、それ自身の持分は26~49%にとどめる。落札者は2001年1月までに決まる見通しで、56の主要都市と農村部をリンクするケーブルは2002-03年までに敷設される。
既にデリー/チェンディガル間のケーブル・リンクは完成、デリー/ジャイプール間は2000年9月、デリー/チャンディガル/Shimla間は2000年10月、Salem/Bangalore間とBangalore/Ooty間は2000年12月に、それぞれ完成する。向こう2~3年間に合計1万4000キロの敷設を行う計画で、2億米ドルが投じられる。最終的にケーブル網は5万2000キロに達し、総コストは12億米ドルに達する。同社は民間企業との合弁を通じて、国内及び国外の長距離電話市場を開拓する方針と言う。