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2000-09-18 ArtNo.23778
◆マイクロソフト、バンガロールにNETラボ開設:ゲイツ会長
【ニューデリー】マイクロソフトのビル・ゲイツ会長は14日、デジタル・アイランド(コンピューター関連ハードウェア装置やウェブサイト)間の壁を取り除き、ネットの潜在性を全面的に引き出すことを目指す世界初の“NET (dotnet) laboratory”をカルナタカ州バンガロールに設けると発表した。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが9月15日伝えたところによれば、この日、インドにおけるMSNサービス(地元インフォシスとの共同事業:www.msn.co.in)のオープニングに出席、Pramod Mahajan情報技術相と会談、さらに10州の首席大臣と午餐を共にしたゲイツ氏は、記者会見の席上以上の消息を語るとともに、タミールナド州チェンナイにソフトウェア開発センターを設け、来年の夏までにウィンドウズ2000やオフィス2000のインド語バージョンを発売、インドの指導的情報技術(IT)企業とのパートナーシップも拡大する計画を明らかにした。
それによるとバンガロール・ラボはマイクロソフトのNETビジョンを実現する上で重要な役割を担い、これによりパートナーやデベロッパー、あるいは顧客はNETにスムーズに移行できる。NETビジョンの目標は、現在の孤立したウェブサイトをコンポーネントの相互交換が可能なサイトに転換すること。即ちマイクロソフトNETは、インターネット・プロトコルやフォーマットに対応した最先端のソフトウェアを用いてコンピューター関連ハードウェアやウェブサイトのコンフィギュレーションを最適化することにより、パーソナライズされたハイ効率なインターネット・エクスチェーンジを実現する。
ゲイツ氏がマイクロソフトにとって最大の、また最もエキサイティングなテクノロジーと形容するNETは、これまで個々のウェブサイトや装置に置かれていた照準を、それらの集合体に移すことにより、一層広範で、豊富なソルーションの提供を目指すもので、こうした技術の革新により、コンピューター・ユーザーは筆記、新聞の閲読、写真の撮影、情報の分析、その他の様々な煩雑な仕事を家庭や移動中に処理できるようになる。
ゲイツ氏はまたアンドラプラデシュ州ハイデラバードに設けたオフショア・デベロプメント・センターに5000万米ドル以上を追加投資し、ソフトウェア・デベロッパー用のNET対応ツールや、MS製品のインド語バージョン、さらにはUNIXベースのアプリケーションの開発を手掛ける計画を明らかにした。
ゲイツ氏はMahajan情報技術相との会談の席では、Media Labs Indiaプロジェクトへの500クロー(US$1.09億)の拠出、向こう5年間の農村教育プログラムへの500万米ドルの援助等とを約束した。ちなみに情報技術省は最近マサチューセッツ工科大学とメディア・ラブに関わる協力契約に調印している。
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