SEAnews 2000-09-15 ArtNo.23766

【ニューデリー】ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Services Companies)は13日、インドにおける情報技術(IT)対応サービス市場は1999－2000年度の2400クロー(US$5.244億)から2000－01年度には4000クロー(US$8.74億)に、年率66％の成長を遂げるとの見通しを発表した。
インディアン・エクスプレス及びザ・ヒンドゥーが9月14日伝えたところによれば、NasscomのDewang Mehta会頭は記者会見の席上、66％の伸びは過去最高のものだが、今後さらに高速な成長も予想されると語った。
Nasscomの調査によれば最も潜在性の大きい領域はコール・センターのような顧客応対サービス(Customer Interaction Services)と、コンテンツ開発及びアニメーション。顧客応対サービスの市場規模は昨年の400クローから今年は750クロー(US$1.64億)に成長。これに対してコンテンツ開発／アニメーションの売上は、バック・オフィス・オペレーションの40％の成長に支えられ、昨年の820クローから1600クロー(US$3.50億)に拡大する見通しだ。
Nasscomは今月19／20日に“Nasscom's India IT-enabled Services 2000”と題するセミナーを開催する予定で、上記の調査レポートは同会議の叩き台にされる。Pramod Mahajan情報技術相がセミナーの開幕式を主宰する。
インドにおけるＩＴ対応サービスの成功例としては、GE Capitalを挙げることができ、10MBITの専用回線を利用する同社は、目下2500人強の従業員を有するが、従業員は向こう2年間に1万人に増員されると言う。