2000-09-14 ArtNo.23760
◆L&T、西ベンガルに100万トン・グラインディング施設計画
【カルカッタ】年産1400万トンのセメント製造能力を有するLarsen & Toubro Ltdは、西ベンガル州Durgapurに125クロー(US$2731万)を投じ、年産100万トンのグラインディング施設を設ける。
インディアン・エクスプレスが9月13日伝えたところによれば、西ベンガル州におけるセメント消費は今年第1四半期に27%の成長を見、その後も22%の成長を維持している。年商7500クロー(US$16.388億)のL&Tはこうした需要拡大の波に乗り、売上の拡大を図る考えだ。
L&T幹部によると、新ユニットはSteel Authority of India Ltd(SAIL) Durgapur Steel Plantの鉱滓(slag)やBakreswar火力発電所のフライアッシュ等の廃棄物を原料とする。クリンカーはマドヤプラデシュ州Hirmiの同社セメント工場から取り寄せる。Jyoti Basu首席大臣主宰で9月15日にグラインディング施設の起工式が催される。
L&Tは、オリッサ州Jharsuguda、グジャラート州Magdalla、マハラシュトラ州Ratnagiriにもグラインディング施設を保持している。後の2プラントはL&T子会社のNarmada Cement Co Ltdが保有しており、同子会社はグジャラート州Jafarabadに別にセメント工場を設けている。
L&TはHirmi以外にマハラシュトラ州Awarpur、アンドラプラデシュ州の KovayyaとTadipatriにセメント工場を保持する。これらはいずれもデンマークのFL Smidth & Co A/Sにより設計された最先端の施設と技術を備えている。
インド国内のセメント製造能力は1億1900万トン、これに対して1999年の国内消費は約1億トンだった。目下の需要は1億100万トンで、年率15%の成長を見ている。しかし国民1人当たりのセメント消費は95キロと、世界平均の250キロを遙かに下回っている。
|