2000-09-13 ArtNo.23744
◆地元カラーTVのMIRC、ミッドセグメント・ブランド買収準備
【ムンバイ】ちょうど1年前にIgoを通じてミッド・セグメントへの進出を果たした地場カラーTVメーカー、MIRC Electronicsは同カテゴリーのブランド買収の機会を探っている。
インディアン・エクスプレスが9月12日伝えたところによれば、MIRCのGulu Mirchandani会長兼MDは同紙のインタビューに応じ「もしミッド・セグメントの優良ブランドが存在するなら勿論買い取る」と語った。それによると同社はロー・エンド・ブランドの買収も計画、経営難のSolidaireブランドに目を付けている。しかしながら買収するか否かは、タミールナド州政府の販売税コンセションの如何にかかっている。Solidaireは南部ではよく知られたブランドのため、これを再建し、ロー・エンド市場にプレゼンスを築くのは、良いアイデアだが、税制優待措置が最後の判定の鍵になる。同ユニットの販売税コンセションは1.5クローで、同恩典が認められないなら、買収は見合わせると言う。
Onidaブランド製品と最近紹介したThunderシリーズにより、カラーTVプレミアム・セグメントの40%のシェアを握るMIRCは、今やミッド・セグメントとローエンド・セグメントの開拓を目指している。MIRCが最近売り出した29インチのThunder TVは3万1000ルピー、21インチは2万1000ルピーで、この他、価格に敏感な層向けにIgoブランド製品もオファーしている。
|