SEAnews 2000-09-13 ArtNo.23741

【チェンナイ】Ford India Ltd (FIL)は液化天然ガス(LNG)ベースのIkonモデルをほぼ完成し、関係法規の整備等、政府方面の準備が整うのを待っている。
デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12日報じたところによれば、ＦＩＬのV Sivaramakrishnan重役(GM)及びB S Rathod副社長は新バージョンFord Ikon SXIの発表会の席上、以上の消息を語った。それによるとＦＩＬはＬＰＧ車の初歩的試験を既に完了した。しかし同社は圧縮天然ガス(CNG)バージョンを市場に投入する計画はない。これは全国的なＣＮＧ供給網が存在せず、関係インフラを有する一部の都市向けにＣＮＧバージョンを開発しても採算が合わないため。またＣＮＧは大型のタンクを装備する必要があり、バイヤーの共感も得られないと見られる。
一方、排気量1.6リッター、Rocamガソリン・エンジン搭載、91ブレーキ馬力のIkon SXIのデリーにおける店頭価格は69万9847ルピー(US$1万5292)。これによりIkonはSXI、CLXI、EXI、1.6 ZXI、1.8 ZXIの5バージョンを備えることになった。また2004年までにEuro III排ガス基準を満たした新モデルをインド市場に投入すると言う。