2000-09-13 ArtNo.23737
◆カンドラ港湾局、P&Oとのコンテナ・ターミナル仮契約を廃棄
【ニューデリー】グジャラート州カンドラ港湾局(KPA)は、オーストラリア企業P&O Portsから提出されたKandlaに300クロー(US$6555万)を投じてコンテナ・ターミナルを建設する計画案を、仮契約調印から18ヶ月後になって、またコンセション協定の立案作業が進行中にも関わらず、白紙撤回した。
エコノミック・タイムズが9月11日伝えたところによれば、KPAはP&OポーツがKPAの要求を入れドックヤード労働者全ての雇用を認めたにも関わらず、先月催された取締役会の席上、バースのロケーションが悪く採算が見込めないとの理由で、P&Oポーツの計画案を棄却した。
P&OポーツのJimmy Sarbh重役(MD)によると、ドックヤード労働者の全員雇用を認めた後、ドックヤード当局とコンセション契約交渉の最終段階の詰めに入っていたが、KPAは8月24日になって突然、同社の提案を廃棄したと言う。
KPAのA K Joti会長はこの点に関して「KPA取締役会はプロジェクトの採算が見込めぬことから、これを廃棄し、独自に計画を進める方針を決めた」と語った。
また州政府海運部のR Vasudevan次長は「バースのロケーションが計画廃棄の理由と言うが、入札に先立って、技術/経済的事業化調査を行っている」と疑問を提起、「計画廃棄の正式の説明がなされた後、対応策を検討する」とコメントした。
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