SEAnews 1995-07-14 ArtNo.2370

【クアラルンプル】デンマーク環境開発協力事業団(Danced)は1994－98年の間にマレーシアとの各種協力事業に1億7000万Ｍドルを投じる。
デンマークのHenning Kristiansen大使が第6回マレーシア石油・ガス＆石油化学工学展覧会関連の記者会の席上明らかにしたところによれば、昨年6月からスタートした同計画の下、これまでに5件総額3000万Ｍドルのプロジェクトが調印されている。これらのプロジェクトとは、総理府経済計画局(EPU)の機構改編、サバ州生態変化の調整、半島マレーシア自然保護区マスタープランの立案で、これらはいずれも年内に実行に移される。
また年内に4～6件の新規プロジェクトの調印が目指され、既に海岸線管理、サバ森林地帯管理、クアラルンプル市内のスモッグ調査、木材工業環境汚染の低減等のプロジェクトが議題にのぼっている。
デンマークは国民総生産指数(GNI)の0.5％をこの種の協力事業に支出、2002年までにその額は20億Ｍドルに達する見通しと言う。(STAR:7/13)