SEAnews 2000-09-08 ArtNo.23699

【ニューデリー】インド政府は9月6日、国際電話サービスを、当初計画よりも2年早い2002年4月に開放、国際電話会社Videsh Sanchar Nigam Limited (VSNL)の独占権に終止符を打つ方針を決め、合わせてＶＳＮＬに対する4箇条の補償計画を承認した。
デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレスが7日報じたところによると、これらの補償とは、第1に2004年3月から2006年3月までの2年間にわたり新国際電話オペレーターの売上の一定部分を、ＶＳＮＬに提供する。具体的な分与比率の算出は国際コンサルタントに委ねる。
第2にエントリー・フィーや銀行保証無しで、ＶＳＮＬに国内長距離電話の営業ライセンスを与える。民間企業の場合は500クローのエントリー・フィーが求められ、この内400クローは銀行保証で、プロジェクトの各段階の目標をクリアするごとに返還されるが、100クローは返還されない。
第3に2001年3月から2年間、国内長距離電話事業の売上分与義務を免除する。一般のオペレータには売上の15％を政府に支払うことが義務づけられている。
第4にインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)カテゴリーＡライセンスを与える。目下ＶＳＮＬは主要6都市におけるＩＳＰサービスを手掛けているが、これにより全国サービスが可能になる。