2000-09-08 ArtNo.23693
◆EnnoreLNGターミナル事業にUS$4.26億外資導入許可
【ニューデリー】地元のAditya Birla Group及びGrasim Industriesがプロモーターを務めるDakshin Bharat Energy Consortium(DBEC)は、タミールナド州Ennoreにおける14億2600万米ドルの液化天然ガス(LNG)ターミナルと1800MW(メガワット)の複合発電施設の建設プロジェクトに、4億2600万米ドルの外資を取り入れることを認められた。
エコノミック・タイムズが9月7日伝えたところによれば、同プロジェクトへの外国直接投資(FDI)は10億8200万米ドルと見積もられ、内6億5600万米ドルが外国借款、残りが外国エクイティーとなる。
プロジェクトはタミールナド州政府が立案し、国際入札にかけたもので、DBECにより落札された。DBECは1)Siemens Power Ventures GmbH(独13%)、2)CMS Energy Maurtius Ltd(26.67%)、3)Unocal Bharat Mauritius(18.66%)、4)Woodside Development Asia Pty(豪15%)、5)Bharat Industrial Holding Corporation(26.67%)、6)Grasim Industries(26.67%)から成り、CMSとIndo Bharatは各1億1400万米ドル、Siemensは5500万米ドル、Unocalは7900万米ドル、Woodside Developmenは6400万米ドルを、それぞれ拠出する。
外国投資促進局(FIPB)は4日の会議で、提案内容と投資パターンを承認したが、同プロジェクトのコストが600クロー(US$1.31億)を上回ることから、さらに経済問題閣僚委員会(CCEA: Cabinet Committee on Economic Affairs)の検討に付される。ちなみに発電プロジェクトには自己資本やFDIの上限規定はなく、自動認可ルートに乗せられる。ついでながら今回のFIPBによる認可は、次官クラス会議が新規LNGプロジェクトの認可を停止し、進捗中のものには全て見直しを加えるよう提案した矢先のこと。
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