【ニューデリー】政府はインド電気通信監督局(TRAI:Telecom Regulatory Authority of India)の提案に基づき、基本電話サービス市場に参入する業者の数を制限しない方針を決めた。
エコノミック・タイムズとデカン・ヘラルドが9月6日伝えたところによれば、Ram Vilas Paswan通信相は以上の消息を明らかにするとともに、最終ガイドラインは来月発表されると語った。
それによるとTRAIの提案の下、高収入が見込めるサークルのライセンス・フィーは高めに設定される。しかしTRAIの提案とは異なり、電信局(DOT:Department of Telecommunications)はライセンス・フィーの一部として既存の基本電話サービス会社6社にも売上の分与を求めるとしている。売上分与率はマハラシュトラ州、グジャラート州、アンドラプラデシュ州は12%、マドヤプラデシュ州、パンジャブ州、ラジャスタン州は10%に設定されている。
TRAIの提案の下、新規参入者のエントリー・フィーは既存のオペレーターに比べ低めに設定されており、その差は18~680クローに及ぶ。このためTRAIは2003年7月31日までの間、既存オペレーターの売上分与の一部を免除し、補償するよう付言している。