1995-07-14 ArtNo.2365
◆<星>民間住宅を所有する公共住宅居住者の40%が海外に別宅
【シンガポール】公共住宅に暮らすシンガポーリアン59万4179世帯のうち1万0100世帯(1.7%)が民間住宅を所有、内3984世帯(39.3%)がマレーシアや中国など海外に住宅を所有している。
住宅開発局(HDB)が行った93年サンプル世帯調査(5000世帯)によると、公共住宅住民が国内に所有する最も一般的な民間住宅のタイプはアパート(33%)で、テラス・ハウス(20%)がこれに続く。また2.3%が店舗や事務所などの住宅以外の不動産も所有していた。HDBは5~6年に1回、この種の調査を実施しているが、結果が公表されたのは今回が初めて。自前のHDB住宅に居住する世帯は91.2%、自動車所有世帯は23.5%で、フラット面積が広くなるほど自動車所有率も高くなる。87年から93年の間にHDB居住世帯の平均収入は1558Sドルから2653Sドル(1ルーム:$1102/2ルーム:$1348/3ルーム:$2043/4ルーム:$2733/5ルーム:$4042/エグゼクティブ:$5239/HUDC:$7159)に増加、エアコン所有は12%から33%に、音響機器は35%から53%に、電子レンジは4%から21%に、パソコンは7%から20%にそれぞれ増えている。メイドを雇用する世帯は6.2%、子供を米英などの大学に留学させている世帯は1%となっている。(ST,BT,LZ:7/13)
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