【ニューデリー】ラジブ・ガンディー学院現代学科(RGICS:Rajiv Gandhi Institute for Contemporary Studies)が、インド産業連盟(CII)の賛助下に調査・作成した“インド各州の動向(What are the states doing)”と題するレポートは、「インドの最も魅力有る投資地はデリー」とし、「グジャラート、マハラシュトラ、ゴアがこれに続く」と報告している。
インディアン・エクスプレスが9月2日伝えたところによれば、同レポートは1)総合的成果、2)投資環境、3)インフラの整備度、4)財政、5)労働、6)社会福祉、7)環境、8)法制、9)秩序、10)消費者の購買力等、14のカテゴリーに分けて、全国18州を格付けしている。
総合ランキングではデリーがトップを占め、以下ゴア、ケララ、パンジャブ、マハラシュトラ、タミールナドの順。これは一般的通念、例えば広く報じられている魅力的投資地のランキングと若干相違している。先週金曜に記者会見したRGICSのBibek Debroy部長はこの点に関し、調査報告が注目する実際の成果と、投資家にとっての魅力はかならずしも一致しないためと説明した。同氏によると、様々な州がそれぞれ異なるカテゴリーのトップを飾ているが、ビハール州とオリッサ州はほとんどのカテゴリーにおいてボトムに位置づけられている。またヒマチャルプラデシュ州はインフラでは18州中16位に甘んじたが、全般的成果(general achievement)ではトップにランクされた。
しかしながらデータの収集困難から一部の地方のある種のカテゴリーは欠落しており、完璧な報告にはなっていない。以上の調査は今後毎年実施されると言う。