【ニューデリー】インド首相がシリコン・バリーのインディアンIT(情報技術)プロフェッショナル1700人とスタンフォード大学のフットボール・グランドで会合すると言う歴史的イベントは最後の1分間のスケジュール調整によりキャンセルされた。
インディアン・エクスプレスが9月1日報じたところによれば、首相の健康上の理由でサンフランシスコが訪問地から外されたことにより、9月12日に予定されていたフットボール・グランドでの大集会が実現せぬことになった他、数多くのハイプロファイルなビジネス・イベントが取り消された。これらには米国インド・ビジネス理事会(US India Business Council)主催のシリコン・バリーにおける夕食会や米国インド・ビジネス・サミットに平行してインド産業連盟(CII)が主催するはずだった2つの夕食会が含まれる。
一方、ヒンドゥー・ビジネス・ラインによれば、首相はクリントン大統領に率いられる米国政界のトップと様々な問題を討議するが、同期間には、IT/テレコム両部門への米国資本の誘致を目指す大々的なロビー活動が展開される。総理府が準備したペーパーによれば、両部門への投資誘致が最大の課題とされ、このため米国に対してある種のリフォームが約束される見通しだ。