2000-08-31 ArtNo.23597
◆中央政府、US$13億マンガロール発電事業の保証見合わせ
【バンガロール】インド政府はカルナタカ州政府から要請されたエスクロー(第3者寄託金)ファシリティーを有せぬ1013MW(メガワット)のMangalore発電プロジェクトに対する保証提供を見合わせた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが29日伝えたところによれば、中央政府はその代案として商業運転が開始される90日以前にエスクローを発効させることを提案した。これにより金融アレンジが容易になる上、商業運転開始までには約5年を要することから州政府は送電会社や配電会社の分離等、再編措置を実行する十分なゆとりを得られる。
またこれまでにアンドラプラデシュ州、オリッサ州、タミールナド州のプロジェクトには中央政府のカウンター・ギャランティーが提供されたが、これらの州はいずれもエスクローを準備しており、中央政府はカルナタカ州のみにエスクロー無しで保証を提供することはできないとしている。しかし中央政府はエスクローの形式には特に触れていない。これはケース・バイ・ケースで好ましい方式を採用する自由を確保したものと見られる。
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