2000-08-28 ArtNo.23562
◆タタ・ケミカルズ、セメント/洗剤領域の地元パートナー物色
【ムンバイ】Tata Chemicalsはセメント及び洗剤ビジネスに関しては地元企業とマーケッティング協力を結ぶ可能性を検討している。
エコノミック・タイムズが25日報じたところによれば、Ratan Tata会長は同紙に以上の消息を語った。それによると経営難のタタ・ケミカルズ再建計画の一環で、グループは新たな重点領域を見い出し、戦略転換する作業を進めている。セメントや洗剤のような非中核業務に関してはマーケッティング・パートナーと手を組む戦略が採用される。Tata sonsの常務取締役(ED)を務めるタタ・ケミカルズのR Gopalakrishnan副会長に新戦略立案の使命が委ねられた。洗剤ビジネスで成功するには多額の資金を投じてブランド・イメージを確立せねばならないが、セメントや洗剤ビジネスは規模の経済性を望めぬことから、強力な地元企業とのマーケッティング協力を通じ活路を開く。
一方、年次総会の席上明かにされたところでは、タタ・ケミカルズは中核とするソーダ灰ビジネスについては中国のダンピングの脅威に晒され、肥料ビジネスに関しては尿素価格の下降に悩まされていると言う。
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