【ジャムシェドプール】Tata Iron & Steel Co Ltd(TISCO)は22日、スタンプ・チャージング(stamp-charging)技術を応用したものとしては5番目のコークス炉(coke oven battery)の試運転を開始した。
インディアン・エクスプレスが23日伝えたところによれば、ビハール州Jamshedpurの第2コークス工場に設けられた総コスト208.85クロー(US$4668万)の第9コークス炉が稼働したことにより、Tiscoは、コークス炉の近代化計画を完了、世界的にも最低コストのコークス生産業者になった。
TiscoのJJ Irani重役によると、1983年に同社がドイツ企業Saaberg Inter Plan (SIP)が開発したスタンプ・チャージング技術の採用を決めたことにより、同社はインドに豊富に存在する低品質な石炭からコークスを製造できるようになった。このためTiscoはコークスを必要とする鉄鋼製造領域においては強力な競争力をつけることができた。同社はこれまでに2000クロー(US$4.47億)を投じ、第5、6、7、8、9コークス炉にスタンプ・チャージング技術を導入してきたが、これにより向こう15年間は新たなコークス炉を設ける必要がないと言う。