SEAnews 2000-08-25 ArtNo.23542

【ニューデリー】ホンダは中型セダン“City”のエンジン及びトランスミッションをインドで製造する計画を見合わせる一方、インド市場に投入する小型車モデルを検討している。
インディアン・エクスプレスが24日伝えたところによれば、Honda Siel Cars india Ltd (HSCI)のフジサキ社長兼CEOはこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、エンジン／トランスミッションのインド国内における生産には1000クロー(US$2.235億)の投資を必要とし、これを回収し、利益を上げるには、年間5万～10万台の国内販売を必要とする。しかし今年同社は1万2000台を販売し、採算ベースに乗せることを目指しているのが現状だ。
今年初以来4000台を販売、年初2ヶ月には売上拡大の傾向が見られたものの、全国一律の最低販売税率の導入等に災いされ、6月以降の販売台数は下降線を辿っている。しかし9月以降には売上の拡大が見込め、通年の目標は達成できる見通しだ。
また今年は通年でCity100台を輸出、10クロー(US$223万)の輸出売上達成を目指す。この内6クローは完成車(CBU)の輸出で占められる。
フジサキ氏は、小型車発売計画に関しては、ホンダ・ステーブルにはLogoとLifeが存在すると述べたが、一層のコメントは控えた。