SEAnews 2000-08-23 ArtNo.23508

【バンガロール】BPL Innovision Business Group(BIBG)はカルナタカ州のワイヤレス領域におけるプレゼンスを強化するため、同地のセル式電話オペレーター1社と出資交渉を進めている。
インディアン・エクスプレスが21日伝えたところによれば、ＢＩＢＧのRajeev Chandrasekhar会長兼ＣＥＯはｅＦＥ通信に以上の消息を語った。それによると、今年7月時点で同社のワイヤレス・サービス契約者は41万人に達し、サービス地域はムンバイ市(ﾏﾊﾗｼｭﾄﾗ州)、マハラシュトラ州、タミールンド州、ポンディシェリー、ケララ州、ゴアの各サークルをカバー、同社は既にワイヤレス領域の指導的プレーヤーになっている。
次のステップは、カルナタカ州バンガロール市に設けた800万米ドルのInnovision Campusに総合的ネットワーク・オペレーション・センター(iNOC)を設けること。サテライト・ゲートウェイ・スイッチング／ルーティング・システム及びデータ・センターを擁するｉＮＯＣは今年9月までに稼働し、インターネット／広帯域アクティビティー及びテクノロジー・ソルーションのハブを務める。同社は既にｉＮＯＣに150クロー(US$3353万)を注入した。ＢＰＬイノジョンはムンバイ、プーナ、コインバトール、コーチン、バンガロールにも、この種のハブ4つを設けている。各ｉＮＯＣへの投資額は275～375クロー(US$6147万-8382万)で、オーナーシップは同施設の利用者によりシェアされる。
バンガロールにおけるダイアル・アップ・インターネット・サービスを開始したのに続き、ケーブルを通じたインターネット・サービスの可能性も研究している。同社は総合的なインターネット・プレーヤーになることを目指すとともに、セット・トップ・ボックスやウェブＴＶ等のインターネット・コンバージャンス製品を梃子にコンシュマー・ビジネスも強化する。同社はこの種の製品を自ら生産しないが、ＢＰＬの消費財製造部門を含む製造業界との提携を通じて生産する。ＢＰＬイノビジョンの投資部門、Innovision Capitalは、インターネット・アプライアンス会社への投資を計画している。
光ファイバー・ケーブル敷設事業については、インド全土をカバーすることよりも、強力な市場基盤の構築を重視する。今年の年商は昨年の886クローから1300クロー(US$2.9億)に拡大する見通しと言う。