SEAnews 2000-08-23 ArtNo.23506

【バンガロール】森喜朗首相は23日、インド情報技術(IT)産業のトップを前に日本とインドが共同で情報技術(IT)の不均衡な普及から生じる世界的なデジタル格差(digital divide)問題を解消するよう提言した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが23日報じたところによれば、インド訪問の2日目インフォシスやウィプロ等の地元の代表的ＩＴ企業を訪問後、講演した森首相は両国のＩＴ領域における協力の現状は、その潜在性に比して極めて低調と指摘するとともに、今回のインド訪問の目的は、両国間のＩＴプロモーション及びコーポレーション・イニシアチブの新アジェンダを提起することにあると語った。
森首相とその随行員120人を乗せた特別機は21日夕刻7時40分にインドの最初の訪問地カルナタカ州のバンガロール空港に到着した。首相一行はパキスタンの首都イスラマバードからインド入りしたもので、インドは今回の南アジア4カ国訪問の3番目。最終訪問地はネパール。