2000-08-21 ArtNo.23480
◆ウィルネット、シングテルとゲートウェイ設置、2社と合弁交渉も
【ニューデリー】地場製薬会社Cadilaが100%出資するインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)、Wilnet Communicationsは17日、Singapore Telecomと提携し、3つのインターナショナル・ゲートウェイを設けると発表するとともに、アジア太平洋地域の指導的インターネット・プレーヤー2社と合弁交渉を進めていることを明かにした。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが18日伝えたところによれば、インド政府からデリー、ムンバイ、アーマダバードに3つの国際ゲートウェイを設けることを原則的に認められたウィルネットは、このほどシングテルと後者が経営するST1衛星のCバンド・トランスポンダー使用契約を結んだ。
WilnetonlineのD B Sehgal重役(MD)によると、同社はこれら3つのゲートウェイの開設に5クロー(US$112万)を投じる計画で、ゲートウェイは3ヶ月以内に稼働する。ウィルネットは来年1月までにカルカッタと、バンガロールかチェンナイに別に2つのゲートウェイを設けることも計画している。同社は目下10MBPS(メガビット毎秒)の帯域を擁する。
ウィルネットは向こう3年間に75クローを投資する計画で、消息筋によれば、シンガポールの某企業に49%のシェアをオファーするとともに、Industrial Development Bank of India (IDBI)と借款交渉も進めているもようだ。ウィルネットの払込資本は5クロー(US$111万)、授権資本は10クロー(US$223万)で、合弁パートナーには新株をオファーする計画とされる。
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