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2000-08-18 ArtNo.23471
◆ＶＳＮＬ、ＮＹＳＥ上場機にニュー・エコノミーに照準
【ニューデリー】国営国際電話会社Videsh Sanchar Nigamn Ltd(VSNL)はニューヨーク証取(NYSE)上場を機にいわゆる“ニュー・エコノミー”ビジネスに照準を合わせ、成長を加速する方針だ。
エコノミック・タイムズが17日伝えたところによれば、ＶＳＮＬのAmitabh Kumar取締役はＮＹＳＥデビュー後、同紙のインタビューに応じ以上の抱負を語った。それによると目下ＶＳＮＬの純売上のほぼ90％は電話ビジネスで占められているが、2001年3月末までにはインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)、インフラ提供等のニュー・エコノミー・ビジネスが全体の30～40％を占める見通しだ。
今回の上場に際しては新株は発行されず、ＶＳＮＬの自己資本の約35％がＧＤＲ(国際預託証券)市場に上場された。ＶＳＮＬのＧＤＲはＡＤＲ(米国預託証券)に転換後、ＮＹＳＥで取り引きできる。公募価格の11米ドルはロンドン価格に比べ10％のプレミアム付きだが、初日の終値は11.12米ドルと、さらに10％のプレミアムがついた。
記者の「ＶＳＮＬが2002年までに国際電話の独占経営権を失うなら外国投資家はどのように反応すると思うか」との質問に、Kumar氏は、「政府はまだ正式な発表を行っていないが、いずれにしてもボリューム志向のビジネスにおいては、規制緩和、取り分け料金の下降は歓迎され、外国投資家も好感するはず」とコメントした。
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