2000-08-18 ArtNo.23466
◆Essar Steel、US$2.5億変動利付債問題に決着
【ムンバイ】地場鉄鋼会社Essar Steel (ESL)の変動利付きノート(FRN)所持者の97%は15日、ロンドンで催された特別総会の席上、満期の5年繰り延べを承認、これによりESLは総額2億5000万米ドルの負債問題に決着をつけた。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが17日、ESLのステートメントを引用して報じたところによれば、FRN保持者は3年目と4年目に各10%、5年目に残りを返済する3段階の償還を受け入れた。FRNは1999年7月に満期を迎えたがRuias一族に率いられる年産240万トンの鉄鋼会社は償還に失敗した。ESLは今回、5年間の返済繰り延べとともに、当初3年間に割り引き価格で返済するコール・オプションの2方式を提案したが、70%のFRN保持者が前者を選んだ。
ESLのS V Venkatesan財務担当取締役によれば、当該FRNの利子支払いは年間約95クロー(US$2123万)にのぼる。ESLの1999-2000年度の金利支払いは545.52クロー(US$1.22億)、減価償却は329クロー(US$7354万)に達し、結局581.24クロー(US$1.3億)の損失を計上した。しかし2000年6月期の今年第1四半期には5クロー(US$112万)の純益を計上、黒字転換を達成した。
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