SEAnews 1995-07-13 ArtNo.2346

【シンガポール】米国ディスク・ドライブ(HDD)メーカーのシーゲート・テクノロジー・インターナショナルは1億米ドルを投じ97年までにＨＤＤ主要部品のディスク・メディア(ｶﾞﾗｽ/ｱﾙﾐ素材)の生産能力を倍増する計画で、カリフォルニア工場などの拡張に加え、シンガポールに新工場を建設する。
シンガポール工場の投資規模は明らかにされていないが、これ以前にストーメディアとホヤ・レンズもシンガポールにおけるディスク・メディア工場にそれぞれ4000万米ドルと3000万米ドルを投じると発表しており、シーゲートの投資額もこれらを下回らないものと見られる。同社はウッドランドに近いガンバス・アベニューに目下新工場を建設中で、来年半ばまでに出荷を開始する計画だ。工場面積は16万3000平方フィートで、最大500人の労働者が雇用される。マルチメディアの普及にともないＨＤＤの記憶容量が急速に拡大しつつあり、ディスク・メディアの需要も急増している。市場調査会社ＩＤＣは、ディスク・メディアの供給不足はしばらく続くと見ている。(ST:7/12)