2000-08-17 ArtNo.23451
◆ディッシュネット、チェンナイに海底ケーブル上陸点設置申請
【チェンナイ】海外在住インド人C. Sivasankaran会長に率いられる米国企業Sterlingグループ傘下のDishnet DSL (DDSL)は、政府がISP海底ケーブル上陸基地ガイドラインを発表した僅か3日後、タミールナド州チェンナイに海底ケーブル・ランディング・ステーションを設ける認可申請を電信局(DOT)に提出した。
ザ・ヒンドゥーが15日、消息筋の言として伝えたところによれば、DDSLは900クロー(US$2億)を投じてチェンナイ/シンガポール間に全長3360キロ、4組から成るOFC(optic fibre cable)を敷設する計画で、58.4キロごとにリピーターも装備される。
スターリング・グループは海底ケーブル敷設業界では名うての米国Fugro社が作成した“desktop study”報告に基づき、KDD海底ケープルシステム株式会社(KDD SCS)に、“DDSL Cable”と命名されたケーブルの敷設工事を発注した。
インド国民は来年8月から毎秒2.5テラ・ビト(2.5tbps)の幹線網により米国のインターネット・エクスチェーンジに接続する“DDSL Cable”を利用できるようになる。
インド唯一のデジタル・サブスクライバー・ライン提供者をもって任じるDDSLは現在、11都市に20万人の契約者を有し、間もなくダイヤル・アップ・サービスのカバー範囲を42都市に拡張する計画だ。また全国に85ハブを設けて、コンピューターを有せぬものにもインターネット・サービスを提供している。これらのハブにはそれぞれ約40台のコンピューターが備えられていると言う。
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