2000-08-15 ArtNo.23430
◆今年第1四半期の工業生産指数の伸び5.4%に鈍化
【ニューデリー】今年第1四半期(4-6月)の工業生産指数(IIP)の伸びは5.4%と、昨年同期の5.7%に比べ僅かに鈍化した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが12日伝えた中央統計局(CSO)の暫定数字によれば、成長鈍化の主因は製造業指数の伸びが昨年同期の6.7%から5.5%に減速したため。それに引き替え鉱業指数の成長率は-1.1%から+4%に、電力指数は4.5%から4.9%に、いずれも改善した。
取り分け資本財部門の成長率は昨年同期の10.6%からマイナス1.8%に著しい後退を見た。中間財部門も昨年同期の10.5%から4%に顕著に鈍化した。しかし基本財部門は昨年同期の3.3%から5.5%、消費財部門も2.1%から8.5%に、それぞれ成長を加速させた。
消費財部門では耐久消費財部門が13%から23.9%に一層力強い成長を見、非耐久消費財部門の伸びも-0.6%から4.1%に改善した。
主要17業種中4業種がマイナス成長を記録した。これら4業種とは、紙/紙製品-9%、運輸機器/同部品-8.7%、ジュート/その他の植物繊維-2.5%、木製品-2.1%。これに比して金属製品/同部品29.6%、運輸機器を除く機械・設備11.5%、食品10%等は好調だった。
6月のIIPは、昨年同月の5%の伸びから4.9%に僅かに後退した。製造業指数の伸びが昨年同月の5.8%から5.1%に鈍化した反面、電力指数の伸びは4.1%から4.7%に、鉱業指数の伸びは-1.7%から3.8%に、それぞれ改善した。
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