2000-08-11 ArtNo.23388
◆ラジャスタン州政府、メガ発電事業の入札締め切り繰り延べ
【ニューデリー】ラジャスタン州における1000~1800MWの液化天然ガス(LNG)ベースの発電プロジェクトは今週月曜(8/7)に入札申請が締め切られるはずだったが、州政府は締め切り期限を3週間繰り延べた。
消息筋によると、合弁パートナーのスカウティング交渉を進める政府系のGas Authority of India Ltd (GAIL)やIndian Oil Corporation (IOC)から締め切りの延期が要請されたもようだ。IOC (2セット)とGAILの他、Enron、Reliance Industries、L&T、Shell、BSES Ltdが入札書類を購入し、持ち帰っている。
ラジャスタン州政府は当初51%を出資するが、試運転が開始されるまでに持分を26%に引き下げる。合弁会社の名称は決まっているものの、発電所の建設地は未定。
ラジャスタン州内の電力需要は不十分なため、近隣諸州に余剰電力を売り込めるか否かが、プロジェクトの成否の決め手になる。このことが州政府が当面プロジェクトの支配権益を握る理由とされる。
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