SEAnews 2000-08-10 ArtNo.23374

【バンガロール】地元テレコム・ソフトウェア・サービス輸出業者Axes Technologiesは、フランスの通信機器メーカー、アルカテルからソフトウェア開発の戦略パートナーに指名された。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6日報じたところによれば、パートナーシップ契約の下、Axesはソフトウェア／ハードウェア・エンジニアリング・サービスをアルカテルに提供、共同でテレコム・ソルーションを世界市場にオファーする。
Paul Pandian社長兼ＣＥＯによると、アルカテルはこれまでAxes製品の独占顧客を務めてきたが、年商30クロー(US$670万)のAxesは、今後は独自の製品を開発し、アルカテル以外の顧客を開拓できる。同社は当面50クローを投じて、バンガロールにデベロプメント・センターを設けるが、更に100クローを追加投資することも予定している。
アプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)市場向けプラットフォーム、次世代ネットワークのためのテスト・ツール、コンバージャンス領域における次世代マルチメディア・アプリケーションの制作ツール等の開発を手掛けるAxesは、引き続き海外テレコム企業のために奉仕する。現在売上の80％はソフトウェア輸出で占められている。国内でも製品を販売するが、今後も輸出が優先される。今年の売上は50％増の50～55クローが見込まれ、2001年には公募上場を予定している。
アルカテルは、インターネット関連の製品や技術を有する企業をターゲットに約100億米ドルの企業買収活動を展開しているが、Axesの権益を売却する可能性に関してPandian氏は買収条件次第では、そうしたことも否定しないと語った。