2000-08-10 ArtNo.23373
◆シンガポールB2Bポータル、インドをサプライ・センターに
【バンガロール】シンガポール拠点の農業/生命科学関連B2B(ビジネス対ビジネス)ポータル“AgroExchangePlus”は世界市場向け農産品のキー・サプライ/ソーシング・センターとしてのインドに注目している。
インディアン・エクスプレスが7日伝えたところによれば、シンガポールを拠点とする年商9000万米ドルのZagro Asia Ltdの子会社AgroConnect.com Pte Ltdは、インドを含む世界の主要地区に“AgroExchangePlus”を設け、それぞれの地域の特徴を反映した取引を促進する計画だ。
AgroConnect.com Pte LtdのPoh Beng Swee重役(CEO)によると、同社は、第2次拡張計画の一環としてインド、中国、欧州、南北アメリカ、オーストラリアにオフィスを開設する。親会社の生命科学領域の経験/ノーハウを生かし、同社は農業関連の製品/サービスの交換や取引の仲立ちを務める。
生命科学関連製品の世界市場は950億米ドルと見積もられ、内農薬が350億米ドル、中間材料が600億米ドルを占める。ポータルはインドと中国の主要サプライヤーをオンサイト・メンバーに取り込み、欧州18カ国のメンバーも得ている。
AgroExchangePlusは操業開始以来過去2ヶ月間に、1)製品、2)サービス、3)アグロ関連フォーラムの3領域に照準を合わせ、世界の56カ国に橋頭堡を築いた。製品領域ではジェネリック農薬やジェネリック農薬成分、あるいは過剰在庫問題が、またサービス領域では、専門家の紹介、登記、技術サービスが、ターゲット分野と言う。
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