【ニューデリー】応用経済調査全国委員会(NCAER:National Council of Applied Economic Research)が作成したビジネス自信指数(BCI)は、投資環境/財政状態/設備稼働率に対する悲観的観測に災いされ、今年第1四半期(4-6月)に僅かな下降を見た。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4日、伝えたところによれば、NCAERが6-7月の間に受け取った574社の調査回答に基づき作成したBCIは2000年4月の122から同年6月の118.2に下降、年初2ヶ月(4-5月)の工業生産指数(IIP)の落ち込みの影響を窺わせた。
BCIの下降は主に投資環境に対する悲観的観測に基づくものである。こうした悲観的観測は、ミクロ・レベルのビジネス・パフォーマンスが改善したにも関わらず、マクロ・レベルの経済見通しが不透明になったことに伴うもの。
中間財メーカーのBCIが最も低いが、これは中間財部門と資本財部門のコストが向こう6ヶ月間に上昇すると予想されたため。また最近の株価の変動も両部門の投資計画に大きな影響を及ぼした。これに対して消費財部門の資金調達は中間財/資本財両部門に比べ比較的容易になっている。