2000-08-08 ArtNo.23368
◆国営鉄鋼会社SAIL、二級品/不良品輸入の規制要求
【ニューデリー】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)は政府に、二級品や欠陥スチール製品に対し、陸揚げ港における強制的品質証明取得を義務づけるとともに、品質等級により異なる関税を課すよう求めた。
エコノミック・タイムズが5日消息筋の言として伝えたところによれば、鉄鋼省は目下SAILの要求に検討を加えており、間もなく検討結果を商業省に伝達する見通しだ。
SAILはまた91%欠陥錫鍍金鋼板に関しては、実際の使用者に限り輸入を認めるよう提案、さらにSJSやLyodsのような国際検査機関に検査を委託し、全ての輸入鉄鋼製品に強制検査を施すよう求めている。
現在輸入されている全ての鉄鋼製品中、欠陥品が50%を占めている。こうした欠陥製品は英国、米国、ベルギー、イタリヤ、ドイツ、フランス等の先進国から輸入されているが、これらの先進国ではこの種の欠陥品の使用が禁止されていると言う。
|