2000-08-08 ArtNo.23366
◆国防機器のケララ・ハイテク、稼働率アップ目指し新顧客物色
【Thiruvananthapuram】ケララ州政府所有の国防/航空機器メーカーKerala Hitech Industries Ltd (Keltec)は最適な設備稼働率の達成を目指し、新顧客を物色している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5日報じたところによれば、Keltecは現在、Indian Space Research Organisation (ISRO)及びDefence Research and Development Organisation (DRDO)にハイテク装置やハイテク部品を納入しているが、1994年の商業生産開始以来、設備稼働率は40%前後にとどまっている。
Keltecは多くの技術的成果を実現したにも関わらず、経営面では成果が上がらず、1999年7月には産業財政再建局(BIFR:Board for Industrial and Financial Reconstruction)の監督下に置かれた。
消息筋によるとKeltec管理層は目下米国General Electric (GE)と、エンジン・メンテナンス用ツールの納入やGE航空機部門に対する分解修理サービスの提供に関する交渉を進めている。またBabha Atomic Research Centre (BARC)とは、核反応炉用マニピュレーターの製造・納入に関わる覚書を近く交換する予定だ。この他、Hindustan Aeronautics Ltd (HAL)やアーマダバード拠点のPlasma Research Instituteとのタイアップが図られている。
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