2000-08-07 ArtNo.23350
◆BAL会長、マハラシュトラ州政府にスクーター会社売却勧告
【プーナ】Bajaj Auto Ltd(BAL)のRahul Bajaj会長は2日、「マハラシュトラ州政府はMaharashtra Scooters Ltd(MSL)の27%のシェアを一般投資家に売却し、MSLから手を引くべきだ」との考えを明かにした。
インディアン・エクスプレスが3日報じたところによれば、MSL会長を兼ねその支配権益を握るバジャジ会長はBAL年次総会の席上以上の見通しを示した。それによるとスクーター市場の不振でMSLの売上とマージンは下降、株価も値下がりの一途を辿っている。
今年第1四半期(4-6月)のMSLのスクーター販売は昨年同期の14万6673台から13万台前後に減少、同期の売上とその他の収入も昨年同期の83.92クローから73.53クローに下降した。こうした中でMSLは今年6月以降週5日勤務制を敷き、希望退職者も募っている。
とは言えマハラシュトラ州政府にとってMSLは、数少ない黒字経営の州政府系企業だが、州政府に代わりMSLの27%の権益を保持するWestern Maharashtra Development Corporation (WMDC)のコメントは伝えられていない。
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