2000-08-07 ArtNo.23346
◆フォードIkon、中型乗用車市場の25%のシェア獲得
【ニューデリー】Ford のIkon(ガソリン車1.6L/ディーゼル車1.8L)は、目下10社が争うインド中型乗用車市場で25%のシェアを占めている。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4日伝えたところによれば、Ford India Ltd(FIL)のJohn Fink副社長(マーケッティング)は3日記者会見し、以上の消息を語った。それによると、2000年には中型車市場の顕著な成長が見込め、FILはIkon2万1000台の販売を目指す。
同氏によれば、FILは新車市場に有害な中古車の無制限な輸入を支持しないが、世界貿易機構(WTO)協定に基づき2001年4月1日に量的規制が解除された後、中古車の輸入が自由化されるとすれば、FILはそのディーラー網を通じて中古車市場でも主要な役割を演じる。
これまで製造施設に1700クローを投資してきたFILは、今年は収支均衡を見込んでおり、近い将来利益も計上できる見通しだが、利益計上の成否は販売のボリュームにかかっている。またインド国内で独自製造したエンジンを搭載するには、現在の販売ボリュームは十分でない。同社ディーラー網は現在の44社から今年末までに66社に50%拡大される。
親会社のFord Motor Coは、Mahindra & Mahindra(M&M)との85:15の合弁会社FILに対する出資率を拡大する考えはなく、M&Mとの関係は良好である。
Fink副社長は小型乗用車市場への進出問題に触れ、社内における研究作業がちょうど完了したところと語ったが、それ以上のコメントは控えた。
またFILが、地元デザイナーDilip Chhabria氏の設計に成るコンセプト・カーIkon GTを製造する可能性はあるが、まだ最終決定は下されていないと言う。
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