SEAnews 2000-08-07 ArtNo.23342

【ニューデリー】年商1200クロー(US$2.68億)の地場テレコム・メジャー、Bharti Enterprises Ltd(BEL)は、テレコム・サービスをハードウェア製造ビジネスから分離し、海外ビジネスを分封するとともに、ソフトウェア・ビジネスを統括する新会社の設立や管理層の改変を含む、大規模な組織再編計画を発表した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが3日報じたところによれば、ＢＥＬはまた企業買収や新製品の紹介を通じてそのセル式電話ビジネスを拡張するとともに、4～5サークルにおける基本電話事業の先陣としてデリーとハリヤナ州におけるサービスを近く開始する。
新設されたBharti Telesonicは目下ブリティッシュ・テレコム及びフランスのVivendiと長距離電話ビジネスに関する合弁協議を進める一方、シンガポール・テレコムとチェンナイ／シンガポール間のケーブル・リンク構築交渉を行っている。
グループは今後1年間に複数の新ビジネスに合計3500クロー(US$7.82億)を投資する計画で、これらには長距離電話事業に投じられる2000クロー(US$4.47億)が含まれる。
BhartiグループのSunil B. Mittal会長兼ＭＤによると、再編完了後、複数のグループ企業を内外の証取に上場、年内に1500クロー(US$3.35億)を調達する。先ずBharti Televenturesの上場が予定されており、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)企業Bharti BT Internet、他1社がこれに続く。また長期借入により2000クローを調達する。企業買収には500～700クロー(US$1.1億-1.6億)の予算が組まれると言う。