【ムンバイ】ルピーの値下がりが持続する中、中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は3日、必要と認められれば、外為市場を安定化させるため、一層の手段を講じるとの声明を発表したが、ルピーの対米ドル相場は1米ドル=45.45ルピーの最安値をマーク、引け値は前日(45.32/33)とほぼ同レベルの45.32/35だった。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4日伝えたところによれば、RBIは5ページにわたるステートメントの中で、「必要が有れば直接/間接に市場に介入、一時的な需給不均衡の解消を図る。またIndian Oil Corporationを通じた原油の輸入や政府債務の支払い等、外為市場の外部における手段も採用する」と述べるとともに、「ルピーの対米ドル相場には、無制限な外貨の売りや強力な通貨政策を用いて支えるべんき防衛ラインは存在しない」と付言している。