2000-08-02 ArtNo.23307
◆証券会社、アルミ2社Hindalco/Nalcoの莫大な利益予想
【ニューデリー】Aditya Birlaグループ傘下の国内最大の民間アルミ製造会社Hindalco Industries Ltd(HIL)と鉱業省傘下のNational Aluminum Company (Nalco)は、今後2年間に2000年3月期に実現したバンパー・プロフィットを上回る巨額な利益を上げる見通しだ。
インディアン・エクスプレスが月曜(7/31)伝えたところによれば、State Bank of India(SBI)傘下のマーチャント・バンクSBI Capital Marketsは最近のレポートにおいて以上の見通しを明らかにしている。
Hindalcoの昨年度税引き利益は645.1クロー(US$1.44億)だったが、今年は764.4クロー(US$1.71億)、来年は1123.2クロー(US$2.51億)が見込まれる。これに対してNalcoのそれは昨年の511.3クロー(US$1.14億)から今年の729.4クロー(US$1.63億)、来年の877.4クロー(US$1.96億)に拡大する見通しだ。
SBI Capsによれば、インドのアルミ産業の先行きは明るい。インドのアルミ・メーカーの生産コストは世界的に最低の部類に属している上、国際アルミ価格は上昇基調にある。アルミ価格の上昇に関わらず、米国では電力コストの上昇からアルミ精錬所が操業停止を強いられていると言う。
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