SEAnews 2000-08-02 ArtNo.23305

【ムンバイ】Essar groupが設けたインターネット・ベースのスチール・トレーディング・プラットフォーム“Clickforsteel.com”はLloyds Steelとプリファード・パートナー契約を結んだ。
インディアン・エクスプレスが月曜(7/31)報じたところによると、プリファード・パートナーとはクリックフォースチール・コムを通じて毎年一定量のスチール取引を行うことを同意した企業で、ロイズ以外にもNational Steel、Uttam Steels、Hy-Grade Pellets、Essar Steel等数社が同様の契約を結んでいる。この種のパートナーには優待手数料が適応される他、エクイティー・ボーナス・スキームを通じてクリックフォースチール・コムの成長の恩恵を享受する機会が提供される。
クリックフォースチール・コムのサイトでは目下、合計12万5000トン、12クロー(US$268万)余りの各種鉄鋼製品が競売にかけられている。過去4週間だけで約5000トン、総額6.5クロー(US$145万)の鉄鋼製品が実際に取り引きされた。
サイトの登録企業数は2000社にのぼり、オークション・モジュールやリバース・オークション・モジュール(買い手側が購入条件を指定する逆ｵｰｸｼｮﾝ)の他、リクウェスト・フォー・クォーテーション・モジュール(RFQ:買い手がｻﾌﾟﾗｲﾔｰに売値の提示を求め、更に交渉を進める)も設けられている。
この他、クリックフォースチール・コムのウェブ・サイトへのアクセスを有せぬ小規模トレーダーのためのプラットフォーム、サイバーデポが設けられている。サイバーデポはマーケットを拡大し、価格を押し上げる役割を果たすとともに、ライブ・ニュースを提供するインフォメーション・キオスクとしても機能する。こうした情報には鉄鋼関連のデータ、調査、専門家の意見等が含まれる。同社はインド国内に一層多くのサイバーデポを設ける計画だ。この他、オンライン・クレジット、支払いファシリティー、保険、ロジスティクス、サーベイ、輸送、その他のサービスが今後導入されると言う。