2000-08-02 ArtNo.23303
◆ハードウェア会社、長距離電話市場開放に伴うビジネス機会に注目
【バンガロール】インド政府が国内長距離電話市場の開放を決めたことから、テレコムやネットワーキング関連のハードウェア・ベンダーも予想されるビジネスの拡大に興奮している。
エコノミック・タイムズが月曜(7/31)報じたところによれば、ネットワーキング・システムのトップ・サプライヤー、CiscoのRajeev Chopra主任(マーケッティング担当)は同紙のインタビューに応じ「長距離電話市場の開放で多数の大手企業が通信インフラの構築に乗り出すなら、シスコにとっても大きなチャンスが訪れる」と語った。
それによると、長距離電話会社はVOIP(voice over IP)、MPLS(Multiprotocol Label Switching)等の先端技術を導入し、サービス向上と値下げを図る見通しだが、シスコのIP(インターネット・プロトコル)ベースの技術は、この種のサービスの早期立ち上げを可能にする。
加えてシスコはバック・エンドのウェブ・ベース・サポート・システムや訓練も提供できるため、長距離電話会社の頼りがいのあるパートナーを務めることができる。
Cabletron Systemsのカントリー・マネージャー(インド/SAARC担当)Udaj Birje氏によると、長距離電話市場の開放は同社の4部門中2部門に恩恵を及ぼす。同社はVPN (virtual private networks)やVOIP製品等から成るEntrasys Networksの提供を通じて、こうしたチャンスをものにする他、Riverstone Networksを通じて、都会におけるネットワークの構築を支援、またサービス・プロバイダー・ネットワークの創設を援助すると言う。
カナダ系ネットワーキング・メジャー、Nortel IndiaのJoseph Samuel重役(MD)は、IP及びATM(asynchronous transfer mode:非同期転送モード)機能を備えたキャリア・プロダクツやオプティカル・プロダクツの売り込みに期待を表明した。
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