2000-08-02 ArtNo.23302
◆送電会社PGCIL、通信事業にUS$15.6億投資
【ニューデリー】全国送電会社PowerGrid Corporation of India Ltd(PGCIL)は、向こう5年間にテレコム事業に7000クロー(US$15.65億)を投資する計画だ。
インディアン・エクスプレスが月曜(7/31)伝えたところによれば、PGCILはテレコム事業に進出するため以下の3施策を講じる。
第1に、北部及び南部の給電及び通信システム用に敷設されたキャプティブ光ファイバー・ケーブルの利用拡大。PGCILはこれらのネットワークに既に400クロー(US$8941万)を投資している。
第2に向こう2年間に1000クロー(US$2.235億)を投じて新たに1万キロの光ファイバー・ケーブルを敷設、各州の州都とその他の主要都市をリンクする。内2800キロは2001年3月までに完成する。これによりPGCILは1万4000キロのネットワークを擁する主要な長距離電話会社になることができる。
PGCILはさらに5000クローを投じて5万2000キロの光ファイバー・ケーブル網を設ける計画で、同プロジェクトには既にEnron、BSES、Reliance、BPL、Singapore Telecom等が入札している。消息筋によれば1ヶ月以内にテレコム関連の専門技術を有する企業と強力な金融基盤を有する企業、最大2社がパートナーに選ばれる見通しだ。PGCILは同プロジェクトに26%出資、残りのシェアは民間企業が引き受ける。プロジェクトの投資コストは内部資金と借入、そしてパートナーの出資により賄われる。
従業員総数7000人のPGICLの2000年3月期売上は2120クロー(US$4.74億)、純益は610クロー(US$1.36億)だった。
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