2000-08-02 ArtNo.23301
◆国際電話会社VSNL、3ヵ月以内に帯域幅を2倍以上に拡大
【ムンバイ】インドの政府系国際電話会社Videsh Sanchar Nigam Ltd(VSNL)の帯域キャパシティーは3ヶ月以内に現在の325Mbps(Mega bits per second)から800mbpsに拡張される。
インディアン・エクスプレスが月曜(7/31)伝えたところによれば、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM)が先週金曜(7/28)主催した“e-biz India 2000”会議の席上、VSNLのAmitabh Kumar取締役は、帯域幅を拡大するため、全国に24の地上ステーションを設けるVSNLの計画を明かにした。
インターネット通信用に既にトランス・アントランチック及びトランス・パシフィック・ケーブルを敷設したVSNLはIndian Space Research Organisation傘下のAntrixと、インド洋上のサテライト・キャパシティーの買収契約を結んでおり、今年10月には“Operation Bandwidth”を通じた帯域オン・デマンド・サービスも開始する。
VSNLのインターネット事業収入はサービス料の大幅値下げに関わらず53.9クローから72.2クロー(US$1614万)にアップ、同社の営業額の3.9%に貢献している。インターネット・サービス契約者の数は83.4%の成長を見たと言う。
インド国内の帯域キャパシティーに関しては、今後全国に光ファイバー・ケーブル網が敷設されるのに伴い今年末までに2.177gbps(Goga bits per second)、2001年までに3.316gbps、2002年までに5.160gbps、2003年までに8.196gbps、2004年までに13.226gbps、2005年までに29.7gbpsに、それぞれ拡大されると言う。しかしNasscomはこの日、2000年中に1gbps、2005年に20gbpsに拡張されると報告しており、両者の数字に相違が見られる。
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