1995-01-21 ArtNo.233
◆<星>自動溶接機器のシンスンファット、証取上場準備
【シンガポール】インフラストラクチャー/石油・ガス/海事エンジニアリング/製造業界向けの設備/機材/サービスを提供するシンスンファット(SSH)社は域内市場の開拓資金を調達するため、向こう数カ月以内に株式を公開、シンガポール証取(SES)への上場を図る。
SSHのピーター・リム重役(MD)が18日発表したところによれば、同社は東南アジア5カ国に子会社及び系列会社16社を擁し、中東やオーストラリア等、20カ国にその製品/サービスを供給している。シンガポール、マレーシア、インドネシアの石油化学、石油精製業界だけで向こう3年間に100億米ドルのビジネスが見込まれ、またナトゥナ事業を配慮すれば向こう5~10年間に石油/ガス関連のビジネス機会は250億米ドルに達する。同社はこの他、シンガポール及びマレーシアにおける不動産開発事業にも進出する計画だ。SSH社の昨年の売上は前年比24%増加したが、目下1250万Sドルを投じてジュロン・ポート・ロードに既存工場(パイオニア・セクター1)の3倍の新工場を建設中で、新工場に移転後生産能力は倍増する。リム一族に率いられるSSHの授権資本は2000万Sドル、払込資本は1150万Sドルで、主要取引銀行はDBSバンク。公募幹事は華聨銀行(OUB)が務める。(ST,BT:1/19)
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