2000-08-01 ArtNo.23282
◆初の農業政策、レインボー革命唱導、遺伝子工学も奨励
【ニューデリー】インド政府は先週金曜(7/28)、向こう20年間に及ぶレインボー・レボリューションを通じて農業生産の年率4%の成長を維持し、ひいては国内総生産(GDP)の6.5%の成長達成も目指す初の農業政策を国会に上程した。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが先週土曜(7/29)報じたところによれば、Nitish Kumar農相はこの日記者会見し、新政策の趣旨を説明した。それによると、4%の成長率は構造的/制度的/農業経済学的諸施策や税制改革の組み合わせを通じて実現される。
新政策はリソースや技術の効率的運用を促すとともに、自然災害や価格変動から農民を保護し、手厚い金融便宜の提供も目指す。これらの政策目標を達成するための具体的プログラムの詳細は州政府や関係機関の協力も得て近く立案される。
新農業政策はまた、ナショナル・リサーチ・システムや個別的調査を通じた農業領域における遺伝子工学、あるいは遠隔探査等、最先端の科学的アプリケーションの採用を奨励する。バイオ・セイフティー問題に対する配慮と同時にバイオテクノロジー、取り分け遺伝子組み換え技術の採用を通じた新品種の開発に特別の関心が払われている。
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