2000-07-28 ArtNo.23265
◆Nicholas Piramal、ゲノム調査でCBTと提携
【ニューデリー】地元製薬大手Nicholas Piramal India Ltd(NPIL)は26日、バイオテック市場開拓を目指し、Centre for Biochemical Technology(CBT)とゲノム(生物の生活機能を維持する最少限の遺伝子群を含む一組の染色体)調査に関する協力協定を結んだ。
インディアン・エクスプレス(7/27)、エコノミック・タイムズ(7/26)が伝えたところによれば、両社はDNA(デオキシリボ核酸)診断学ゲノム研究領域で協力、NPILはCBTとの協定に基づき研究開発(R&D)子会社を設立する。新子会社はムンバイ及びデリーのCBTラボラトリー内に設けられるリサーチ・センターを通じてバイオテック・リサーチを手掛ける。NPILは向こう5年間に両リサーチ・センターに100クロー(US$2235万)を投じるが、新R&D子会社は10年間の免税優待を享受できる。
NPILの科学担当主任(CSO)を務めるSwati Piramal取締役によると、ゲノミクスは異なるアプリケーションを伴う新領域で、同社はCBTの支援下に薬理ゲノミクス(Pharmacogenomics)の研究に携わることを極めて重視している。
NPILはCentral Drug Research Institute(Lucknow)とも同様の提携を結んでおり、他社との提携の機会も探っていると言う。
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