1995-07-11 ArtNo.2325
◆<馬>EPF、3カ月以内にバクン事業への参加方針決定
【クアラルンプル】マレーシアの被雇用者積立基金(EPF)は3カ月以内に150億Mドルのバクン水力発電事業への参画に関して方針を決定する模様だ。
消息筋によれば、EPFとしては、出資か融資の2つの方式を選択できる。融資で有れば安定した利子収入が見込め、また同利子は市場金利を上回るものと見られる。出資であれば、長期的投資のため、利益環流に時間がかかるが、EPFは20~25%の利益配当を見込める。EPFは出資により大きな関心を抱いているようで、政府もEPFに10%の出資を示唆した模様だ。同プロジェクトを進めるEkran Bhd自身は特にEPFに融資を求めた訳ではないが、EPFは某方面からプロジェクトの50%の資金を用立てるよう示唆されたと言われる。これ以前にはEkranとサラワク州政府が合計51%のシェアを握り、残りの49%をEPF、電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd、Hicom Bhdが分担するとの説も伝えられていた。(BT:7/10)
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