2000-07-27 ArtNo.23241
◆IOCコンソーシアム、カキナダLNGターミナル建設契約獲得
【ハイデラバード】国営Indian Oil Corporation (IOC)、マレーシアの国営石油会社ペトロナス、CPCL等から成るコンソーシアムはアンドラプラデシュ州政府がKakinadaに計画する液化天然ガス(LNG)施設を含む炭化水素ターミナルの建設契約を受注した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが25日報じたところによれば、他の4コンソーシアムとの競争に勝ち抜いたKIOCLコンソーシアムは第1次プロジェクトに6100クロー(US$13.64億)、その後別に1万3000クロー(US$29.06億)を投資する予定だ。KIOCLは先ず6ヶ月以内に詳細報告(DPR:detailed project report)を作成、LoS(letter of support)の受領もしくは覚書調印後12ヶ月以内に金融ファシリティーのアレンジを完了せねばならない。
DPRが完成し、必要な政府の認可を全て獲得した後、36ヶ月乃至42ヶ月以内に消費者へのLNGの供給が開始される。KIOCLは洋上貯蔵施設の利用もオプションとして検討しており、政府が同オプションを認めるならLNGの供給開始は12ヶ月ほど早まる見通しだ。アンドラプラデシュ州政府は24日の会議でKIOCLコンソーシアムへのLoSの発行を決めた。しかしLoSは州政府の当該プロジェクトに対する如何なる財政的コミットメントを示すものでなく、また6ヶ月以内にDPRが準備されないなら、州政府はシェルに率いられるコンソーシアムにプロジェクトを委ねる権利を留保すると言う。
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