SEAnews 2000-07-26 ArtNo.23231

【ムンバイ】化学／肥料省は薬品開発振興基金(DDPF:Drug Development Promotion Foundation)を設け、製薬業の研究開発(R&D)活動を振興するために政府が拠出する年間150クロー(US$3353万)の資金の管理運用を委ねる方針だ。
インディアン・エクスプレスが24日報じたところによれば、ＤＤＰＦのオフィスはデリーに設けられ、全国薬品価格局(NPPA:National Pharmaceutical Pricing Authority)がＤＤＰＦの運営面で主要な役割を担う。
しかしMashelkar委員会はＤＤＰＦを完全に政府から独立した組織とし、中央政府や州政府の所在地からも離れた製薬産業の所在地にオフィスを設けるよう提案しており、化学／肥料省の上記の方針と専門委員会の報告は対照的内容になっている。
ちなみに化学／肥料省のArvind Varma次官は数週間前に大蔵省のPiyush Mankad次官に対し、ＤＤＰＦ所長(CEO)にはＮＰＰＡのメンバーを、ＤＤＰＦの会長には科学産業調査評議会(CSIR:Centre for Scientific and Industrial Research)の所長(director general)を、それぞれ指名すべきだとする意見書を送付したと言う。